菊川市の注文住宅|デザインにこだわった3LDK2階建ての家が完成|間取りや内装と外観を確認
静岡県菊川市の牧之原市との市境付近に、デザインにこだわった注文住宅が完成しました。
間取りは3LDKで木造2階建てガルバリウム鋼板葺きの家です。
この記事では、紙上見学会風に内装や外観を紹介しています。
こちらのお家の魅力を紹介するムービーがありますので確認してみましょう。
菊川市注文住宅の外観の特徴や仕様
菊川市の注文住宅は外観のデザインと色にこだわって設計がスタートしました。
当初はデザイン経歴のあるお施主様の希望でグリーン系の外壁を探していたんです。
塗装であれば実現で可能ですが、予算取りもあって窯業系サイディングで選ぶことに。
そうなると、2020年時点で主要メーカーではラインナップされていません。
ここはかなり悩んだところでしたが、色を変更して黒系統で進むことに。
黒系の締まった印象のメイン部分と、温かみのあるウッド調をアクセントに使用。
3Dカラーパースで確認して決定しました。
外観の形については2階バルコニー両側に袖壁(そでかべ)を配置してよりシンプルに見せる工夫をしています。
下屋根部分と二階屋根部分が平行に片流れとなっていて、なんとなく向上心や前向きな気持が現れているように感じますでしょうか。
仕様としては、リアリゼの標準仕様の
- フラット35S 金利Aプラン(省エネ)適合
- 省令準耐火構造
をクリアしています。
フラット35S金利Aプラン(省エネ)とは、全期間固定金利型住宅ローン「フラット35」の上位バージョン「フラット35S(エス)」の適用に必要な住宅性能の基準です。
金利AプランとBプランがありますが、その違いは、
- Aプラン
金利優遇期間が10年間
- Bプラン
金利優遇期間が5年間
となっています。
金利の優遇期間が終了すると、それまでよりも月々の返済金額が増えますので、10年間優遇されている方が良いですよね。
リアリゼではそのあたり、お施主様がいちばんお得になるよう考慮した仕様設定をしています。
省令準耐火構造とは、木造の建物でも省令によって規定した基準を満たす場合は準耐火構造とみなされるもので、リアリゼの家はすべて標準的にこの基準を満たしています。
一般の木造住宅とどのような違いがあるのかと言うと、
- 屋根
不燃材料で作る
- 軒裏・外壁
防火構造とする
- 天井・内壁
通常の火炎による加熱に15分間耐える
プラスターボードを梁下まで張り込む
(ファイヤーストップ)
といった基準をクリアしています。
火災による延焼を発生させるリスクが低くなるため、一般住宅に比べて同じ保証内容でも保険料が安くなるんです。
菊川市注文住宅の玄関周りと内観
菊川市注文住宅の玄関ドアはバルコニー内部につかったウッド調アクセントに寄せて、ウォールナット色の片開きドアを採用しています。
シンプルな外観の場合、よりシンプルで無機質に寄せたアルミ無塗装風のドアにするか、あえて有機的な印象のウッド調柄にするという両極端に分かれる傾向がありますね。
2015年頃から現在まではウッド調などアクセントにするケースが多いです。
それ以前は光沢の赤やアルミ素材色を選ばれることが多かったように思います。
玄関を入ってみましょう。
この家の内装は多くの部分を少しダークよりのナチュラル系(木目を残した濃い色)で統一しています。
同系統でコーディネートすることでナチュラル系でありながらシンプルな印象になり、家具や小物が映えるインテリア空間になるんです。
そこはデザインの勉強をされたお施主様自身もおっしゃっていました。
あまりいろんな色を使いすぎると散らかった印象になる、と。
菊川市注文住宅のリビング・ダイニング・キッチンの内観
菊川市の注文住宅ではリビングの広さを抑えて全体のバランスを取りました。
家族構成などによってはどうしても1階のボリュームが2階よりも大きくなることがあります。
そんなとき、1階が大きくなればなるほど平屋に近い状態となり、一般的に建設費が上がるんです。
こうしたことから、1階に必要な部屋がある場合にはリビングの広さをある程度抑える必要が出てくるケースがあります。
寝室や家事室を犠牲にしてリビングを広くするか、リビングを控えめにして家事動線や個室を優先するかという選択ですね。
今回のお施主様は後者を選んだことになります。
LDKの面積でいうと15帖という広さ。
これは当然アパートやマンションと比べるとゆとりある広さになります。
一戸建ての家で考えると必要最小限といったところでしょうか。
ですが、実際に完成したリビングを見てみると、もっと広い印象です。
その理由は、設計者が面積はそこまで取れないけど、できるだけ広く使いたい、広く感じるようにということを意識しているからです。
予算やスペース的に、この両者で悩んでいる場合にはひとつの参考事例として見てみると良いかもしれませんね。
菊川市注文住宅の洗面台|デザインとバリアフリーを両立
今回の菊川市注文住宅では、お施主様のご希望によって、洗面台にこだわりを持った設計を行いました。
推薦と洗面ボウルは一つであるものの、天板には木を用い、車椅子利用者に配慮した高さとしています。
ミラーと照明器具はお施主様支給品です。
こうしたこだわりも妥協することなく実現可能なところがリアリゼの特徴と言えそうですね。
家は一人の力ではできませんし、設計者のキャリアや知識が豊富でも施工者側の職人や工務店との連携がうまく行かなければ出来上がるお家も良いものになりません。
そうした意味では、いかに営業担当者の人柄が良くても、施工例やレビューを見ないとちゃんと希望通りの家が完成するかわからないと言えそうです。
ですが普通、家は一生モノですからレビューを書くというのってそうはありませんよね。
なので、せめて一邸一邸心を込めて作っているのが伝わるように、ひとつの施工例に数千文字のコメントをしています。
菊川市注文住宅の2階はホールを介して効率良い導線
このサイトで何度か触れていますが、2階建ての家の場合、間取りは2階から作っていくのが基本です。
一階には玄関と階段の位置のみ狩りで配置して、次に2階の廊下を計画します。
部屋の入り口には必ずホールか廊下が接しますので、この廊下またはホールを階段を含んでどの部屋にも効率的にアクセスできるように置くわけです。
今回は東西に長い間取りが可能だったので、全室が南向きとなる位置に廊下を設けて効率よく繋いでいるのが確認できるでしょうか。
真ん中の部屋はホールと一体にして、セカンドリビングとして使うのも楽しそうですよね。
いろんなアイデアが出てくると思いますので、参考にしてみてください。
菊川市注文住宅の寝室|ウォークインクローゼットの正しい配置とは
寝室にウォークインクローゼットを付けることが多くなっています。
↓ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットとは文字通り歩いて入れるクローゼットです。
収納部屋のようなものですね。
納戸(なんど)といったほうが一般的でしょうか。
このウォークインクローゼットの一番の利点は、中で着替えられることです。
寝室は夫婦で使うことが多いですし、家族といえども丸見えのところで着替えるのって抵抗あることもあります。
他には、散らかっているベッド上の衣類を一瞬で片付けられるところですね。
めったに家族以外の人が入る場所ではないですが、例えば配偶者のご両親など急に来た場合には重宝します。
ウォークインクローゼットは、普通のクローゼットよりも物がたくさん入ると思うかもしれませんが、配置の仕方によっては容量が変わらないどころかむしろ少ないなんてことになることも。
どう配置するのが良いかと言うと、上の図面のようにウォークインクローゼットの入り口を真ん中に付けることです。
左右どちらかの片側に寄った入り口ですと、デッドスペースが出来て非情に損です。
スペースにゆとりがあれば良いですが、コンパクトに効率よくしたい場合には入り口は真ん中が良いですね。
ただし、間取りによってはウォークインクローゼットの入り口を隅にしか付けられないこともあるのでご注意ください。
【関連動画】
ということで、今回は静岡県菊川市にあるリアリゼの注文住宅の紹介でした。
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