「蓼原の家」は富士市蓼原に立つ36坪のやや大型の一般住宅です。
木造在来工法の2階建てで、「フラット35S」金利Aプランという基準をクリアしています。
この記事では蓼原の家の5LDKという間取りや独特の導線計画、壁紙で黒い色を選んだ結果を紹介。
自由な発想で理想の家を建てる参考にしてみましょう。
富士市蓼原の家の独特な導線計画
富士市にある蓼原の家のご主人の仕事柄、帰宅して靴を脱いだらそのまま洗面所に直行したいという希望がありました。
汚れを洗い流したあとで、家のその他の部分にアクセスする計画です。
そのため、玄関から靴を脱いでそのまま洗面所に入る動線が必要でした。
しかし、ご主人以外の家族は玄関から洗面所を介さずに居室へと行きたいですよね。
さらには、玄関側からだけでなく、リビングあるいは廊下(ホール)から洗面所へのアクセスも必要になります。
つまり玄関と洗面所にはそれぞれ2つずつのアクセス経路が必要ということです。
家族構成にもよりますが、36坪という大きめの面積の場合、比較的間取りは作りやすい傾向があります。
しかし、動線が限定されると途端に難易度が上がるのです。
難易度が高い間取りほど、作るのは楽しいのですが。
富士市蓼原の家の外観
富士市蓼原の家の間取りは、1階がリビングと水回り+1部屋、2階に4部屋とトイレという構成になっています。
一般的にリビング以外に1部屋を追加する場合、1階部分が2階よりも大きな家になることが多いです。
しかし、2階の部屋が4部屋と多いため、一部がルーフバルコニーとなりましたがほとんど総二階のような外観にまとまりました。
富士市蓼原の家の36坪5LDKの間取り
内部を見ていきましょう。
玄関と洗面所
まずは動線のところで紹介した玄関と洗面所の部分です。
玄関に入ってそのまま洗面所に入ることができますが、左手に上がることでホール→リビングへとアクセスが可能。
さらに、ホールから洗面所へ出入りすることもできます。
リビング・ダイニング・キッチン
続いてリビング・ダイニング・キッチンです。
富士市蓼原の家の家ではもうひとつ設計当初からの要望がありました。
それは、キッチンの周りをぐるっと回れることです。
つまり、アイランドキッチンにする必要がありました。
アイランドキッチンはほとんどの設備メーカーのラインナップにありますが、一般的な壁付のI型キッチンに比べて価格が割高です。
そこで蓼原の家では画像のように、壁付のI型キッチンを工夫してアイランドキッチンの使い勝手と同じにしています。
本来壁に付けるキッチンを、腰壁に沿わせることで対面キッチンとし、さらに左右両側を壁から離すことでアイランドキッチン風に。
今回の場合はコンロ部分は全壁にしていますが、ここも腰壁にすることも可能です。
2階の間取り
蓼原の家の2階には4つの部屋があります。
中央に共用部分(階段・ホール・トイレ)があり、それを挟んで両側に2つずつ部屋を配置。
ホールからバルコニーへ出ることができるようにしました。
土地面積や予算の都合上、共用部分からバルコニーへ出られないこともありますが、その場合は居室を通ってバルコニーにアクセスすることになります。
富士市蓼原の家の黒い壁紙の部屋
蓼原の家のもうひとつの特徴として、2階の1部屋に黒いクロスを選んだことが挙げられます。
これまで黒い壁紙は一般住宅ではほとんど使うことはありませんでしたが、いったいどのような仕上がりになるのか興味深かったです。
すごくいい感じでした。
壁が黒いだけじゃなく、天井が赤いです。
商品としてクロスメーカーのラインナップにある以上、おそらくどんな色柄のものを選択しても、いい感じになるのではないかと感じました。
今まではクロス選びの際に、基本部分は「オフホワイト系」を勧めていましたが、今後はもっと自由に選んでもらっていこうと思います。
理想の家を建てたいけどいつになるか分からない
今回蓼原の家を実現されたW様は、マイホームを建てるのにかなりの年月悩まれたそうです。
若いうちはお金がないし、借り入れがあった時期もあったとか。
もっと早く建てられていたら良かったのに、と思うと語ってらっしゃいました。
もし今あなたが、家は建てたいけど住宅ローン返済をしていく自身がないし頭金もないからいつになるか分からないと思っている場合、リアリゼに相談されてみてはいかがでしょうか?
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まだまだ自分には家なんて建てられないと諦める前に、一度リアリゼに相談してみましょう。
ただし、静岡県内で家を建てる場合のみが対象で、遠方の方は対象外ですのでご了承ください。
理想の家を実現する参考にしていただければと思います。
次の記事もお楽しみに。