牧之原市静波のK様邸は、18坪の敷地に建つ22坪の2階建てのお家です。
間取りは2LDK。
この記事では22坪の2階建て2LDK、間口2.5間という条件で、2パターンのゾーニングを紹介致します。
他の記事で間口2間バージョンの22坪2階建て2LDKのゾーニングを紹介していますので、参考にしてみてください。

22坪2階建て間口2.5間の2LDK間取りのゾーニング(プランA)
ここでは、22坪2階建て間口2.5間の2LDKの間取りをゾーニングしていきます。
間口は家の幅のことで、2.5間というのは比較的狭いです。
しかし狭小地の間取りではよくある幅となっていて、工夫すれば十分快適に暮らせる広さを確保できます。
ゾーニングとは、間取りの元になる図のことで、大まかな部屋の配置をざっくりと書いたものです。
まずは22坪で間口2間の外枠を作ります。
1階と2階合わせて22坪なので、
2.5間×4.5間=11.25坪
11.25坪ー0.5坪(玄関ポーチ部分)=10.75坪
1階の面積=10.75坪
2階は2.5間×4.5間=11.25坪となり、
合計すると22.00坪となります。
- 1階=10.75坪
- 2階=11.25坪
- 延べ面積=22.00坪
ですね。
ゾーニングの手順は、
- 1階の玄関と階段の位置を仮に決める
- 2階の階段と廊下の位置を決める
- 2階の部屋や収納・トイレなどを配置する
- 1階の部屋を配置する
これでOKです。
では順番に見ていきましょう。
① 1階の玄関と階段の位置を仮に決める
黒い三角が玄関の位置になります。
「C」のマークは、階段(Core)のことです。
階段の位置は、ある程度2階の部屋のことを意識してざっくりと決めましょう。
2階の間取り決定後に位置を微調整すればOKです。
② 2階の階段と廊下の位置を決める
階段の位置を中央付近の南側に決め、廊下を最小限の長さで配置。
この両側に部屋がくるわけです。
③ 2階の部屋や収納・トイレなどを配置する
階段の両側に、子供室と寝室を配置した例です。
子供室は約6帖、寝室は8帖になります。
中央の上(北面)にはトイレを配置しました。
2階がまとまったので、1階に降ります。
④ 1階の部屋を配置する
1階では、リビングを極力広くとります。
上の画像では中央にホールを作っていますが、ワンルーム型にすることで最大14帖程度まで広くすることが可能です。
ここまでが、間取りのゾーニングになります。
このゾーニングを元に、より詳細な形にしていくわけですね。
では、もう少し個室の広さを大きくしたい場合にはどうしたらよいでしょうか?
より個室を広くしたい場合には?(プランB)
個室を広くしたいというニーズは多いです。
ここでは、2階の個室をもっと広くしたい場合のゾーニングを解説します。
手順は上と同じです。
- 1階の玄関と階段の位置を仮に決める
- 2階の階段と廊下の位置を決める
- 2階の部屋や収納を配置する
- 1階の部屋を配置する
順番に見ていきましょう。
① 1階の玄関と階段の位置を仮に決める
玄関の位置はほぼ同じで、階段の位置が少し違いますね。
では2階に上がります。
② 2階の階段と廊下の位置を決める
階段を配置したら廊下です。
今回は廊下が窓に面しています。
この両側に部屋を配置しましょう。
③ 2階の部屋や収納を配置する
いかがでしょう。
子供室が7.5帖、寝室が10帖になりましたよ。
これだけ広ければかなりゆったりできますね。
ただし、先程のプランでは2階にトイレがありましたが、今回は無いです。
ここはどちらを優先するかですね。
では1階に降ります。
④ 1階の部屋を配置する
リビングを配置して、水回りの位置も決めます。
よりピッタリとまとまったプランになったように見えますね。
このゾーニングを元に詳細の間取りを作っていくんです。
因みに、今回紹介させて頂いたゾーニングですが、5mm方眼紙を使用しています。
かなり小さなマス目なんですよ。
書くのには慣れが必要ですが、小さいのでノート1ページにいくつも書けるし、やり直しも楽です。
1マスは1坪を表していて、畳二枚分の大きさです。
設計の業界用語では、「ちびコマプラン」なんて言ったりします。
よかったらやってみてください。
以上、今回は牧之原市静波のK様邸を参考に、22坪の間取りゾーニング手順を紹介致しました。
あなたの家造りの参考になれば幸いです。
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これ!というゾーニングや間取り図ができたら一度見せに来てみて下さい。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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