静岡県牧之原市のW様邸は、車いす使用者に配慮したバリアフリー住宅です。
車いす使用者に配慮した玄関
車いす使用者が住みやすい家にするには、家の中に段差が生じないようにする必要があります。
ソレに加えて、家の駐車場から玄関を上がるまでの間にも、車椅子が移動するのに妨げとなる段差が無いことが重要です。
W様邸の玄関は、室内の床を一般的な家と同じ高さに設定。
駐車場から玄関前のポーチまではスロープでアガります。
ポーチの高さは、地盤面から520mmの高さとしました。
玄関ドアのまたぎを段差5mm以下として、玄関内のタイル仕上げの高さとホールの床高さに生じる段差を50mm以内になるよう設定。
この段差なら、既成品の段差解消スロープを設置して問題なく出入りできます。
【参考】
▶ 屋外用段差解消スロープ
車いす使用者に配慮したキッチンや洗面台・トイレ
車いす使用者に配慮した家にするには、玄関や内部の段差解消が必要です。
さらに、キッチンや洗面台といった住宅設備も使いやすくする必要があります。
↓車いす使用者が使いやすいキッチン
キッチンの一般的な高さは800mm〜950mmです。
車いす使用者が使いやすい高さは、体の大きさによりますが750〜850mm程度となります。
シンク下も脚が入るように空間となっており、この高さをとるために天板高さは机より若干高めの設定です。
↓車いすで使いやすい洗面台
洗面台もキッチンと同様に、フットレストが入る空間となっています。
こうした工夫があるため、車いす使用者も問題なく使えるので安心ですね。
また、健常者の使用にも問題ありません。
誰もが問題なく使えるというのが、バリアフリーということなんですね。
その他にも、トイレも中で展開できるスペースをとっていたり、
↓トイレ
お風呂にも必要な箇所に手すりを設けています。
バリアフリー住宅を建てる必要がある場合には、ご相談いただければ様々なアイデアを提案させていただきます。
お気軽にご連絡ください。